少年の冒険ものです。
兄弟は、両親の事情で博多と鹿児島に離れて暮らしています。
その兄弟が、
「九州新幹線の一番電車がすれ違う場所で願い事をすれば叶う」
という奇跡を信じて旅にでる物語です。
少年時代の冒険というのは、なぜこれほどにワクワクするのでしょう。
そして、この映画では、周りのおとなたちが素敵です。
少年たちが冒険に出るのを知りつつも、
その人なりのリアクションで優しく見守ります。
九州新幹線は、たしか今年の３月１２日に開通しました。
東日本大震災の直後です。
そのころネット上では、九州新幹線のCM？が流れていました。
九州新幹線の沿線で人々が、ただ手を振るだけの映像です。
この映像を見ていたら、とめどなく涙が出てきました。
われわれはつながっている。
この映画を見たとき、なぜかこの映像と熱い気持ちが蘇りました。
