私を探さないでください

旅に出ます。お願いです。私を探さないでください。

犬山散歩

名鉄犬山駅から本町通りを経て有楽苑へ。

本町通り

名鉄犬山駅から10分も歩けば本町通りの街並みです。
休日は観光客で賑わいます。

国宝 如庵(有楽苑)

江戸前期の茶室です。
指定番号00003、昭和26年の国宝指定です。
何度か移築されています。
移築が容易なのは木造建築の特徴のひとつです。


解説には「二畳半台目」ということばが出てきます。
台目は通常の四分の三程度の広さの畳のこと。
だから二畳半台目は三畳と四分の一の広さになります。
と書いてしまうと趣がなくなります。


他にも意匠に斬新な趣向が凝らされているそうですが、
茶心のない自分にはわかりませんでした。

重要文化財 旧正伝院書院(有楽苑)

如庵と同時期に建てられた隠居所。
いまは中で抹茶をいただくことができます。
入苑時に呈茶料600円を払います。

竹(有楽苑)

苑内にある竹の小径。
心落ち着きます。

重要文化財 大縣神社

名鉄楽田駅から東へまっすぐ15分ほど歩きます。
本殿と祭文殿及び回廊が重要文化財に指定されています。
尾張国二ノ宮にして、尾張地方独特の社殿配置を持つ神社です。
尾張造とも呼ばれるようです。


尾張造とは拝殿、祭文殿、本殿が一直線に並んでいて
回廊でつながっている配置のことだそうです。
また本殿が妻入りであることも要素だとか。
参拝時に雨に濡れにくいような構造にしているとのことです。


祭文殿がある神社自体が全国でも珍しいようです。
祭文(さいもん)とはお祭りの時に神に奉ることば祝詞のことで、
祭文殿はそれを行う場所です。
祭文は芸能化していったとのことなので、
祭文殿は神楽殿と同じような位置づけになります。