国宝 如庵(有楽苑)
江戸前期の茶室です。
指定番号00003、昭和26年の国宝指定です。
何度か移築されています。
移築が容易なのは木造建築の特徴のひとつです。
解説には「二畳半台目」ということばが出てきます。
台目は通常の四分の三程度の広さの畳のこと。
だから二畳半台目は三畳と四分の一の広さになります。
と書いてしまうと趣がなくなります。
重要文化財 旧正伝院書院(有楽苑)
重要文化財 大縣神社
名鉄楽田駅から東へまっすぐ15分ほど歩きます。
本殿と祭文殿及び回廊が重要文化財に指定されています。
尾張国二ノ宮にして、尾張地方独特の社殿配置を持つ神社です。
尾張造とも呼ばれるようです。
尾張造とは拝殿、祭文殿、本殿が一直線に並んでいて
回廊でつながっている配置のことだそうです。
また本殿が妻入りであることも要素だとか。
参拝時に雨に濡れにくいような構造にしているとのことです。
祭文殿がある神社自体が全国でも珍しいようです。
祭文(さいもん)とはお祭りの時に神に奉ることば祝詞のことで、
祭文殿はそれを行う場所です。
祭文は芸能化していったとのことなので、
祭文殿は神楽殿と同じような位置づけになります。